こんばんは。KUMAKOです。
今日は七十二候で「深霧まとう」と呼ばれる頃。
暦の上では、朝夕に霧がたなびき、夏の熱気がやわらいで秋の気配が漂い始めるとされています。
けれど、大分ではまだ蝉の声が元気いっぱい。
昼間は真夏のような日差しが続いていて、「本当に秋なの?」とつい笑ってしまいます。
暦と現実がちょっとずれていると、不思議な気持ちになりませんか。
自然はカレンダーどおりではなく、気ままにその表情を変えていく――そんな自由さが、むしろ魅力に感じられたり、不安になる事もありますね。
人の心も同じだと思います。
「今日は楽しいはずなのに、なんだか気分が乗らない」
「ちょっと落ち込んでいたのに、友達と話したら笑顔になっていた」
そんなふうに、心と現実の間には小さな“ずれ”が生まれることがあります。
でもそのずれがあるからこそ、私たちの毎日は単調にならず、彩り豊かに揺らめいているのかもしれません。
そんな気持ちをやさしく包み込んでくれるのが香りです。
朝はグレープフルーツの明るい香りで、気分を前に向けて。
夜はラベンダーやベルガモットで、心の揺れを静かに整えて。
香りがそっと寄り添ってくれると、感情の“ずれ”もやわらかく受け入れられる気がします。
暦と自然のずれも、人の心のずれも、全部ひっくるめて楽しめる毎日でありますように。
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