こんばんは。KUMAKOです。
ここ数年、私の庭に秋になるとひっそりと姿を見せてくれる花があります。
それは――真っ赤に燃えるような「彼岸花」。
ある年、突然庭の片隅に咲いたのを見つけたときは驚きました。
彼岸花は種では増えず、球根からしか育たない花。
だから「どうしてここに?」と、不思議に思ったのを覚えています。
雨に流されてきたのか、土に混ざって運ばれてきたのか…。
理由は分からないけれど、毎年決まって秋のお彼岸のころに、
まるで季節の合図をするように花を咲かせてくれるのです。
赤い花びらが広がる姿は、夏の名残を送り、秋の訪れを告げる合図のよう。
その静かな力強さに、自然のリズムとつながっていることを感じます。
彼岸花には香りはありません。
けれど、その赤の情熱や、切なさを感じる花姿をアロマで表現するなら――
- グレープフルーツ:鮮やかな赤を照らすような透明感と軽やかさ
- ローズマリー:凛と立つ花のような清らかさ
- タイム:生命力を感じさせる強さ
- クローブ:情熱的な赤を思わせるスパイシーさ
- サンダルウッド:秋の静けさを包み込む深い落ち着き
これらを重ね合わせると、まるで「彼岸花の香り」が生まれるような気がします。
庭に咲いた小さな彼岸花が、自然の巡りと心の移ろいをそっと教えてくれる。
そんな秋のひとときを、香りとともに楽しんでみませんか?
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