いい香りが迷惑になるとき ~香りの香害とアロマの使い方~

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こんにちは。 KUMAKOです。

日々の暮らしに香りを取り入れると、ほっとしたり、気分が前向きになったり。
そんな「香りの力」に助けられている方も多いと思います。

でも最近、「香害(こうがい)」という言葉を耳にしたことはありませんか?
今日は、香りが人を癒すものであると同時に、時に人を困らせることもある…という視点から、「香りのマナー」について考えてみたいと思います。


1. 香害とは?

香害とは、柔軟剤や香水、芳香剤、制汗スプレーなどの強い香りによって、周囲の人が体調を崩してしまうことをいいます。
症状としては、頭痛、吐き気、めまい、倦怠感など。とくに、香りに含まれる合成香料や化学物質に敏感な人にとっては深刻な問題です。

最近では、「香料過敏症」という言葉も知られるようになり、学校や職場などでも「香りの配慮」を呼びかける動きが出てきました。


2. アロマテラピーとの違い

アロマテラピーでは、100%天然の精油(エッセンシャルオイル)を使用します。
自然の植物から抽出された香りは、合成香料とは異なるやさしさや深みがあり、人の心や体に穏やかに働きかけてくれます。

ですが、「天然だから大丈夫」と安心して使いすぎてしまうのは禁物。
たとえ自然な香りでも、強く香らせすぎれば、周囲にとっては負担になります。

アロマにも「適量」と「適切な場所での使用」がとても大切なのです。


3. アロマを使うときのマナー

アロマを楽しむときには、こんなマナーを心がけてみましょう。

  • 外出時には香り控えめに
     香りはごく少量で十分効果があります。電車やオフィスでは特に注意を。
  • ディフューザーの使用は空間を選んで
     車内や狭い室内では香りがこもりやすいため、人と一緒にいる場合は避けましょう。
  • 香りを共有するときは「確認」も大切
     「この香り、大丈夫ですか?」と一言添えるだけで、お互いが心地よく過ごせます。

4. 香りは「自己満足」にならないように

香りは目に見えないからこそ、知らないうちに周囲に影響を与えています。
「良かれと思ってつけた香りが、誰かの負担になっているかもしれない」と考えると、ちょっとドキッとしますよね。

香りは、自分を癒すだけでなく、誰かに寄り添うやさしさとしても使えるもの。
だからこそ、「相手のことを思いやる気持ち」を香りにも込めていきたいものです。


5. アロマセラピストとしてできること

私は日々、サロンやイベントで精油を使いながらお客様と向き合っています。
香りは、使い方一つで「癒し」にも「負担」にもなり得ると、日々感じています。

だからこそ、KUMAKOではやさしく香るアロマの使い方をお伝えしたり、周囲への配慮も含めた提案を心がけています。

アロマは誰かを思いやる手段でもあります。
自分にとっても、周りの人にとっても、心地よい香りとの付き合い方を見つけていきたいですね。


6. おわりに

「いい香り」は、ほんの少しで心に届きます。
強さではなく、心地よさを大切に。
そして、「癒される香り」が「迷惑な香り」にならないように、私たち一人ひとりが香りに思いやりを持てると素敵です。

あなたにとっても、周囲の人にとっても、心地よい香り時間が広がりますように🌿


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