こんばんは。 KUMAKOです。
サロンでお客様と向き合っていると、よく思うことがあります。
香りやタッチングが癒しになるのはもちろんだけれど、それと同じくらい「対話」にも、深い癒しの力があるんだな…と。
ケアに入る前の対話の時間、なかなか初対面の人に自分のことを話すのは難しいことだと思います。
仕事のこと、ご家族のこと、自分の気持ちを後回しにしてきた日々のこと…。
特別なことは話はしていないけれど、「話せてよかったです」と言ってもらえると、香りと同じくらい大切な時間を共有できた気がします。
話すことって、心の深呼吸なのかもしれません。
普段は無意識に抱えているものを、ふーっと吐き出して、また新しい空気を吸う。
香りが鼻から脳へと届くように、言葉も誰かに届くことで、心がふっと軽くなるんです。
香りを選ぶときも、私は必ず少しだけ会話をします。
「最近どんな気分ですか？」
「好きな香りはありますか？」
たったそれだけの問いかけが、香りとの出会いをより深く、やさしくしてくれる気がします。
香りと一緒に“言葉の余白”も大切にしたいと思っています。
たくさん話してもいいし、静かに過ごしてもいい。
その方のペースで過ごせる空間こそが、本当の癒しにつながるのではないかなと。
今日もまた、香りとともに優しい時間を――
心の中の声に、そっと耳をすませながらお迎えしています。
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